ふるさと納税の返礼品でもらったマルスウイスキー3本を飲み比べてみました。
2020年のふるさと納税で、長野県上伊那郡宮田村に2万円の寄付で3本もらえました。
楽天では今年は19000円に値下げされているようです。
岩井トラディション
地元の信州でもあまり見かけないウイスキーです。マルスウイスキーの創業者で、マッサンの竹鶴政孝がスコットランド留学した際の会社の上司です。その後竹鶴氏はニッカを創業し、日本ウイスキーの父なんて呼ばれて有名になりましたが、ウイスキー業界では岩井氏は竹鶴氏の師匠として著名な人物です。
その岩井氏の名前を冠したウイスキーで、マルスウイスキーのブレンデッドの中では「越百」の下に位置する銘柄。お値段はAmazonで2,680円程度、楽天だと2200円前後とちょっといいウイスキーの価格帯となっております。
- 価格: 2189 円
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750ml／40度
非常にバランスがいいブレンドで、飲みやすいです。中価格帯のウイスキーらしく複雑さと上品な香りが特徴。正直なところこれといった特徴は無いのですが、今回の3本の中では一番厚みと飲みごたえがあります。味も香りもいい意味で普通ながら、マルスウイスキーのウイスキー作りに対する真面目さが伝わってくる1本でした。
とても美味しいウイスキーですが、これをまた買うか？と言われると正直微妙であることも確か。やはり突出した部分が無いので、どうせ2500円出すならジョニ黒買うか、とかフィンラガン買うか、という感じに僕ならなります。
ツインアルプス
750ml／40度
中央アルプスを模した山並みがボトルに刻印されていてオシャレ！と思ったら岩井も同じボトル使っていました。ちなみに一般的な700mlボトルではなくこちらのボトルは750ml入りとなり少しお得です。
ツインアルプスはスーパーなどでもよく売っていて大体2000円くらいです。岩井は販売店限定のため店舗にはあまり売っていませんが、ツインアルプスはどこでも買えます。
味わいは、岩井トラディションより少し複雑さが弱い気がしますが、逆にウッディな樽の香りが強い気がします。岩井同様バランスのいい味わいで普通に美味しいですが、やはりこれといって特徴が無いのが気になります。この値段ならオールドやジェムソンの方が間違い無く美味い。
信州
720ml／40度
長野県限定販売ですが、ネットでは普通に買えます。市価1500円程度でマルスのラインナップではボトムライン。味わいとしては1000円ウイスキーのレベルで、特徴としては非常に軽い味わいであることでしょうか。ただ安ウイスキーにありがちなアルコールの刺激はそれほどなく飲みやすいです。ボトルの「信州」の文字もカッコよくて、おみやげとしても喜ばれるのではないでしょうか？
「マルスウイスキー」は地味なブランドですが、シングルモルト駒ヶ岳とか有名ですし、ブレンデッドだと「越百（コスモ）」も薫り高く美味しいウイスキーです。長野県唯一のウイスキー蒸留所ということで、地元民としては大切にしたいブランドです。
今回の3本も返礼品になっていなかったら飲んでいなかった可能性が高いので、飲めて良かった。2万円で3本は特別お得な返礼品という訳でもありませんが、癖のない美味しいウイスキーを3本もらえるのはこれだけなので、ウイスキー好きのふるさと納税としてはとてもおすすめです。
