毎日ウイスキーを飲んでいると、たまには違うものも飲みたくなります。そこで、時々ジンを飲むようになりました。
ジンはウイスキーと同じ蒸留酒ながら、植物由来のボタニカルな風味が特徴的なスピリッツ。シトラスの香りが爽やかで、ちょっと薬草っぽい苦みや渋みが癖になります。カクテルベースとして使われることが多いお酒で、ジントニックとかマティーニが有名ですね。
ストレートで飲むのは、かなりキツいです。ウイスキーのようなまろやかさはあまりなくて、アルコールの刺激が強めなので、やはり何かで割った方が美味しい気がします。Amazonで安いトニックウォーター買って、ジントニックで飲むのがたまの贅沢ですが、面倒なんでソーダ割で飲むことが多いです。
「クラフトジン」なんかは結構高いものも売っていますが、多くは1000円~2000円程度で気楽に買えるので、気付いたら家に4銘柄ありました。
そこで、せっかくなので4種類を飲み比べてみました。
ビーフィーター
近衛兵とロンドン市街のイラストが描かれた瓶がオシャレなビーフィーター。ロンドン市内で蒸留している唯一のジンとのこと。どこのスーパーにもたいがい売ってるメジャーなジンですね。
ボタニカルは9種類を使用。柑橘系の香りが爽やかで、甘く華やかな味わい。スッキリと癖が無く、かなり飲みやすいジンだと思います。
- 700ml/40度
- スーパーで1,000円位
ボンベイ・サファイア
青いボトルがとっても美しいボンベイ・サファイア。このボトルを棚に飾るだけでも買う価値があります。値段も今回比べた4種の中では一番高い1800円台ですが、高いなりにやっぱり複雑で美味しいジンでした。アルコール47度なので酔っぱらうのが早い。濃いめのジントニックなんかで飲んでるとフラフラになります。
味わいは他の3種に比べて一番複雑で、ボタニカルは10種類使用しているためか薬草っぽさを一番感じます。香りもシトラスが豊か。高いだけにしっかり美味しいジンです。
- 750ml/47度
- 1900円位
ゴードン
黄色のラベルとドラゴンのイラストがカッコイイゴードン。ジンはどれもボトルがオシャレですね。
ビーフィーターと同じくらいの価格でスーパー等で売られています。Amazonではちょっと高い。37.5度のものと43度のものがありますが、僕が買ったのは37.5度のものでした。
味は、今回比べた4種類の中では一番渋みと苦みが強いと感じました。元々ジンは渋くて苦いんで「比べれば」程度の差ですが、甘さやスッキリ感よりも、渋み苦みを最初に感じるジンでした。ジンらしくてなかなかおすすめです。
- 700ml/37.5度
- スーパーで1000円くらい
ウイルキンソン
ニッカのジン。一番安いジンだと思います。37度の700ml入りで900円弱。ネットだともっと安い所もあります。そして大容量1.8L入りも販売されていて、2000円弱で買えます。47.5度のタイプもあります。
安いだけに一番あっさりとした風味で、アルコールの刺激も強めですが、味はきちんとジンです。ソーダ割やサイダー割なんかで大量消費する場合はこれで十分な気もします。
まとめ
ということで、4種類飲み比べてみました。ベロンベロンに酔っぱらいましたよ。
最初ロックで、その後ソーダ割で比べました。正直なところ、今回飲み比べた4種類に関しては、そこまではっきりとした違いは見出せませんでした。利き酒したら、多分間違える。
飲み比べれば、確かにスッキリとかしっかりとか複雑とか香り豊かとか感じる部分がありますが、シングルモルトのウイスキーのような明らかな個性は見出せませんでした。
ただ、飲み比べたのは1000円台の安いジン。ウイスキーもそうですが、安い酒は同じような味の傾向になりがちですので、そのせいかもしれません。ていうか僕の舌がバカってのが一番だと思いますが。
3000円以上するジンならまた個性が違うんでしょうが、今の所ウイスキーで予算いっぱいなので、そこまでのジンを買えるかどうか。
でも、ジンはウイスキーよりすっきりしていて飲みやすいです。ちょっとクセっぽい所もいいですね。これからも飲み続けると思います。